・食品スーパーへの送迎サービスを北米16都市で展開
「Grocery Access Program」の初の実証実験として、非営利団体「Martha's Table」との提携のもと、ワシントンD.C.の7区および8区に居住する15万人を対象に、ワシントンD.C.南東部にある食品スーパー「Giant」や「Safeway」への送迎サービスを2019年1月から開始。利用料金は、相乗りサービスの場合、片道一律2.50ドル(約277円)で設定されている。
Lyftでは、2019年3月、アトランタでも「Grocery Access Program」を開始したのに続き、同年4月には、ロサンゼルス、シカゴ、トロントなど、北米14都市を対象エリアに追加することを発表した。
今後、「Grocery Access Program」の対象エリアをさらに拡大させていく方針だ。
・オンデマンド型配車サービスを活用し、食へのアクセスを万人に担保
米農務省によると、米国では、約2350万人が、食品スーパーや食料品店から1マイル(1.6キロメートル)以上離れた低所得地域に居住し、新鮮で健康によい食材を入手しづらい環境に置かれている。Lyftの「Grocery Access Program」は、オンデマンド型の移動手段を安価に提供することで、いわゆる「買い物弱者」にも食へのアクセスを広く担保しようとしている。(文 松岡由希子)
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