同社は、現在モバイルデバイスで利用できるこのサービスをデスクトップPCでも使えるようにすると発表した。今年後半にMacとWindows向けのアプリをグローバル展開する予定だ。
・デスクワーク中もつながる
30日に米国カリフォルニアで始まった毎年恒例のデベロッパー会議F8で明らかにされた。Facebook Messengerでは、手元のモバイルデバイスで家族や友人といつでも簡単につながることができる。名称にメッセンジャーとあるが、メッセージだけでなく音声通話やビデオ通話もできるとあって人気のアプリだ。
ただ、オフィスワークをしている人などは日中モバイルデバイスよりもPCを使うことから、そうした人が同サービスをより使いやすくするのがねらい。デスクワークをしながらグループビデオチャットに参加したり、メッセージを送ったりといったことがより手軽にできる。
・距離を超えて時間を共有
一方で、Facebook Messengerアプリそのものにも新機能が加わる。主なものの一つが、バーチャルリビングルームだ。遠くに離れている人同士がそれぞれのアプリから同じビデオを一緒に観られるというもの。ビデオをリアルタイムに共有しながらメッセージも交わせるので、距離を感じずに時間や感動を共有できる。また、このアプリを多くの人が使えるように、ライト版「LightSpeed」も展開する。LightSpeedのサイズは30MBと現行バージョンよりも70 MB以上軽い。そして起動には2秒もかからないとのこと。
いずれも今年後半の投入となる。