周りの人の声や、あちらこちらから聞こえてくる電話の会話が気になって、思い通りに仕事が進まないこともあるだろう。
そんな人に朗報だ。オフィス内のプライベート空間を確保する個室「phone booths」が誕生した。その外観はまるで、十年ほど前まで街の至るところにあった電話ボックスのようだ。
・外部の騒音を遮断する移動可能個室
現在、日本でも東京メトロやJR東日本が駅構内でビジネスマンに移動途中の作業スペースを提供する「簡易ワークスペース」のサービスを行っている。phone boothsはオフィス内のプライベート空間を確立すべく、音響専門家が設計した。3層の防音材が内部の音を吸収して外部の騒音を遮断する。
設置場所は自由自在で、オフィスの中でフレキシブルにphone boothsを移動できる。ボックス内には机とマグネットボードそして2つのコンセントがあり、快適に仕事ができそうだ。オプションでイーサネットポート(Ethernet ポート)も付けられる。
静かなファンと換気システムで、phone boothsの中は涼しく快適。天井に備えられた2つのファンがボックス内の暖かい空気を外に出し、吸気口が常に新鮮な空気を外部から取り込む。
・防音材は1000本以上の再生ペットボトルから
phone boothsは環境にも優しいのが特徴だ。1ブースに使用されている防音材は、1000本以上の再生ペットボトルから作られている。また、スマートセンサーがファンとLEDライトを作動させることで、高いエネルギー効率を達成している。
組立は簡単。2人で1時間で組立てられ、ドアを開ければすぐに仕事が始められる。
価格は3495ドル(約39万円)で、現在は米国とカナダのみの郵送となっている。オフィス内で静かに仕事がしたいときに使える、移動可能個室phone boothsで仕事がはかどりそうだ。
phone booths