・生活に必要なものをすべて備えた超ミニマム空間
アメリカの大都市ロサンゼルスでは、さらに一歩先行くサービスが大人気。超ミニマムな空間を大勢で共有する「PodShare」が話題となっている。供給住宅は市内全域に200件以上存在し、ハリウッドやウェストウッドなど利便性の高いエリアでも1泊50ドル(約5600円)で利用できる。Pod(ポッド)とはもともと、ツーリスト向けのミニマルスペースのこと。ツインまたはクイーンサイズのベッドが敷き詰めてあるだけという簡素な空間だ。少しぜいたくなものだと、ベッドをデスクに変換できたり、スーツケース用のクローゼットを備えているところもある。いずれもNetflix、Huluの視聴が可能。個人用コンセント、LEDナイトライトと低反発マットレス、22インチのフラットスクリーンテレビも完備されている。キッチンとバスルームは共用だが、朝食用の食品やタオル、アメニティもちゃんと用意されている。
・自由で優雅なボヘミアンライフ
現在の会員数は約5万人。観光客はもちろん、デザイナーや映画関係者など仕事のために連泊するユーザーも数多くいる。利用の仕方は簡単。サイトにアクセスして好きなエリアから住宅を探すだけ。空いていればすぐに予約できる。一つの場所に留まらず、流浪の民のように生きる。そんな“ボヘミアンライフ”が全世界的なトレンドとなりつつある。ただし、自由には責任がつきもの。危険と隣り合わせであることも十分理解した上で利用するべし。
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