昨秋にはコカ・コーラやスウェーデンの衣料品大手H&M、仏化粧品大手ロレアルなど約250の組織・団体が2025年までにプラスチックごみをなくす共同宣言に署名している。
・"Beyond the Bottle"戦略の一環
米国の大手飲料メーカー、ペプシコもそんな動きに賛同した企業の1つ。プラスチックボトル削減を目的に全自動の炭酸飲料機を開発。「統合水分補給プラットフォーム」と称し、販売を開始した。ペプシコでは加速するプラスチック廃棄運動の流れに対処するため、"Beyond the Bottle"戦略を推進している。このマシンはその戦略の一環であり、同社が昨年買収した家庭用炭酸水機器メーカー、ソーダストリームの原理に基づいて設計されている。
自販機を彷ふつとさせるフロアスタンドモデルの他、家庭での利用を考慮したカウンタートップモデルを用意。2つのタイプで市場に臨む。
・味や強度を自由にカスタマイズ
いずれの機器もレモンミントやラズベリーライムを始めとするさまざまなフレーバーを用意。甘味、糖分、炭酸化レベル、温度を自由にカスタマイズできる。注入口にマイボトルを置けば、希望に沿った炭酸水が注がれる仕組みだ。個々の好みを記憶させたQRコードステッカー付きボトルも検討中だという。同社はまず職場、学校、病院といった公共施設にこのプラットフォームを導入する予定。ペットボトル削減に向けて機器の浸透を図っていくという。
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