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車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay」、メルカリの原田大作氏らから約3千万円の資金調達、サービス拡張へ

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この気持ちの良い春シーズンに、遠方へアウトドアやキャンプに出かけたり、車で寝泊りする場合もあるかもしれない。

車中泊する場所を探すのに苦労した……なんて経験があるなら、車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay(カーステイ)」が便利そうだ。

・車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay」、約3000万円の資金調達

運営するCarstay株式会社は、このたびライフタイムベンチャーズ及び原田大作氏(株式会社メルカリ)から約3千万円の資金調達を実施した。

同社は、「快適な移動と感動体験を創出する」ことをミッションに掲げ、2019年1月に車中泊・テント泊スポットのシェアリングサービス「Carstay」の提供を開始。社会問題化している車中泊のマナー周知に努めながら、現在100拠点を超える全国のスポットについて、周辺地域の観光資源とともに多言語での情報提供を展開している。

「Carstay」は、全国各地に点在する駐車場や空き地を車中泊・テント泊スポットとして旅行者に貸し出すシェアリングサービス。ユーザーは車中泊・テント泊スポットを検索・予約・決済し、滞在・宿泊することが可能だ。

また、「Carstay」利用の際、追加料金なしで、ホスト側(空き地所有者)には設備不良による利用者の怪我や騒音等、またゲスト側(利用者)には設備の破損や他の利用者に怪我をさせた場合等の際に発生する賠償責任を補償する、三井住友海上が提供する「車中泊保険」が自動付保されるので、安心して利用できる。

・アウトドア人口、訪日外国人のレンタカー利用増加が背景に

アウトドア人口の増加、訪日外国人のレンタカー利用者の増加、”多拠点居住”文化の浸透、そしてシェアリングサービスの普及という時代の波を受け、日本初の「VAN LIFE(バンライフ」プラットフォームとしてスタートを切る。

「VAN LIFE」とは、「車中泊」という一行為に留まらず、車を通じた旅や暮らしを通じて、より人生を豊かにする「VAN LIFE」という新しいライフスタイルのことで、欧米諸国でムーブメントとなっているという。

このたびの資金調達によって、エンジニアの採用を進め、「旅の計画」「車の手配」「体験の予約」「宿泊拠点の確保」を一気通貫で実施できるプラットフォーム「Carstay」を構築し、さらなる成長を通じて、ミッションである「快適な移動と感動体験を創出」の実現を目指していくとのことだ。

・投資家からのコメント

投資をおこなった投資家からコメントが寄せられているので紹介しよう。

▼木村 亮介氏(ライフタイムベンチャーズ 代表パートナ-)のコメント
「国内アウトドア観光市場・訪日外国人向けのインバウンド観光市場が盛り上がりを増すなか、2020年の東京オリンピック後を見据えた今後のさらなる市場発展の鍵を握るのは、中国人観光客の方から「洗肺(シーフェイ)できる桃源郷」とも呼ばれ人気が高まる地方部です。

Carstayによって、ご当地の四季と関連した自然やアクティビティへのアクセスが提供されること、地方部出身のVCとして心より楽しみにしています。」
▼原田 大作氏(株式会社メルカリ)
「幼少の頃に家族と車中泊で日本中を旅していました。今でも高齢の母が車中泊で一人旅をしているのですが、いつも困っているのが満足な駐車場所が探しにくいこと。ニッチなニーズですが、EV自動運転の時代を見据えたMaaSや民泊のプラットフォームになりえると思い応援します。」
車で旅をすること、遠方へ出かけることが多い人には、車中泊できる場所を確保するのは死活問題。全国の人々、訪日客と情報共有することで、場所を見つけやすくなるのはもちろん、新たな交流の場として機能することも期待される。今後の展開を見守りたい。

Carstay
車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay(カーステイ)」ライフタイムベンチャーズ、原田大作氏から約3千万円を資金調達 PR TIMESリリース

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