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NASAの惑星探査衛星「TESS」が初めて地球サイズの惑星を発見!

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昨年4月、Falcon9ロケットによって打ち上げられたNASAの惑星探査衛星「TESS(Transiting Exoplanets Survey Satellite)」が、初めて地球と似たサイズの惑星を発見した。

TESSは全天を対象にした候補星カタログのなかから、生命が生息できる可能性のある惑星を探しいる。

数十個単位で適正サイズの惑星を見つけるだろうと期待されているTESSだが、ついに最初の重要なマイルストーンを達成した形だ。

・地球規模の惑星と大きめの兄弟惑星を発見

地球サイズの惑星「HD 21749c」は、地球から53光年離れた太陽より少し小さめの主星を周回している。軌道周期は8日で、主星の近距離に位置するため表面温度は400℃以上になるようだ。

HD 21749cのことがわかる以前に、兄弟惑星で地球の約2.7倍のサイズと23倍の質量を持つ「HD 21749b」が発見されており、こちらは岩石惑星でなくガスの濃度が高いなどの条件から、生命の生息する環境に適していないとのことだった。

・地球の1.6倍までのサイズの惑星を探査

惑星の発見にはトランジット法という技術が用いられており、主星の前を観測対象の惑星が通過する際にわずかに減光する現象を利用する。

地表を岩石に覆われていてサイズは地球の1.6倍以下なら生命の生息できる可能性があり、こういった条件のそろった惑星が探索対象だ。

今回はターゲットがHD 21749cに絞られ、質量や大気の状態などより詳細な分析に移ると考えられる。

参照元:Planet-hunting satellite discovers its first Earth-sized planet/Digital Trends
The hunt is on for closest Earth-like planets/Cornell Chronicle

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