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パーソナル心電図測定デバイス「KardiaMobile」がFDAの承認を取得

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最近のスマートウォッチやフィットネストラッカーでは心電図を測定できる。中でも最新のApple Watchの心電図(ECG)機能では心房細動の兆候もとらえられるとして注目を集めている。

しかし、心房細動以外にも心疾患リスクを示す症状はある。それらをカバーするパーソナル心電図測定デバイス「KardiaMobile」の開発元AliveCorは23日、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けたと発表した。

・徐脈と頻脈も感知

3つのタイプの不整脈を感知するコンシューマー向けのデバイスとして、FDA の承認を受けたのはKardiaMobileが初となる。

KardiaMobile はスマホと連動する小型デバイスで、AliveCorによると、心房細動に加えて徐脈と頻脈も感知する。具体的には、1分あたりの脈拍数が40~50となれば徐脈、100~140だと頻脈と特定する。

・医師とデータ共有も

健康な人でも、睡眠時は脈拍がゆっくりになり、緊張したり興奮したりすると速くなる。だが、頻脈や徐脈は心疾患の兆候であることもある。それをいち早くとらえて、専門医の診断を受けられるようにするのがKardiaMobileだ。

KardiaMobileはポケットに入るほどコンパクトで、左右の人差し指と中指を置くとわずか30秒で心電図を測定。スマホのディスプレイに波形がリアルタイムに表示される。

測定データはかかりつけ医などと共有することができるようになっていて、異常が認められた場合にいち早く診断につながることが予想される。

心臓に不安を抱えている人にとっては心強い存在となりそうなこのデバイスは99ドル(約1万1000円)で販売されている。

AliveCor

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