しかし23日、発売を延期する、と発表した。このところ米メディアの一部レビュワーから「壊れた」との指摘を受けていて、原因究明と対応を優先する。
・強気姿勢が一転
Samsungは、一般発売を前にメディアにレビュー用の端末を提供していたが、その後、複数のレビュワーから不調を指摘する声が相次いだ。当初は、壊れたとの指摘があったケースでは、本来取り除いてはいけない画面保護のようなフィルムをはがしていたため、それが不調につながったとされていた。
実際、サムスンは先週「ディスプレイの最上部は取り除いてはいけない」と強気ともとれる姿勢を示し、発売日の変更には言及していなかった。
・数週間以内に発売日発表
だがその後、フィルムとは関係のない、ヒンジ部分やディスプレイなどにまつわる不調も指摘され始めた。それを受けての今回の発売延期の発表となる。Samsungは発表文で「フィードバックの分析を行い、内部でさらにテストを行うためにリリース延期を決定した」と説明。「数週間以内にリリース日を発表する」としている。
たたんだ状態ではスマホ、広げるとタブレット、という画期的なスマホをすでに予約し、手にするのを楽しみにしていた人には残念なお知らせだ。しかし1980ドル(約22万円)と高価なだけに、数日で壊れてしまってはどうしようもない。
Samsungにとっても、一般発売した端末で同様の問題が生じては製品そのものの価値やブランドに傷がつき、長年の開発も水の泡となってしまう。今しばらく時間をかけて分析するのが正解だろう。
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