手がけているのはPony.aiで、現在は従業員など特定の人だけが利用できるが、一般向けの展開もそう遠くないようだ。その一方で、完全自動運転トラックの路上試験も進めている。
・量産整う
同社が試験展開している自動運転車による配車サービス「PonyPilot」の対象地域は広州・南沙区の中心部50平方キロメートルほど。ジオフェンスをはっていて、そのエリアでのみ対象者はアプリで自動運転車を呼び出して目的地までの移動に利用できる。同社によると、同サービスには“量産の準備が整った”車両が使われていて、そう遠くない時期にサービスを本格展開することにしている。
・トラック専門部署を設置
一方、社内に完全自動運転のトラックと貨物輸送トラックの専門部署も設けた。設置から4カ月も経たないうちに、エンジニアが装置の改造を完了し、すでに自動運転トラックの路上試験も始まっているとのこと。中国では独ダイムラーが北京で自動運転車のテストを行う許可を中国政府から得ていて、そのほかスタートアップも準備を進めている。
Pony.aiは4月初めに5000万ドル(約56億円)の資金を調達。こうした資金は自動運転車両を使った本格サービスの展開に使用され、予想される競争にどう挑むかに注目が集まる。
Pony.ai