物件チェックをよりリアルな体験にできるよう、米国の不動産検索サイト「Zillow」は、仲介業者が物件の3Dツアーを作成できるiOSアプリ「3D Home App」の提供を開始した。
・写真を撮るだけ
このアプリでは、仲介業者がiPhoneで物件のパノラマ写真を撮ると、サーバーで写真がつなぎ合わされ、3Dツアーに仕上げられる。特殊な機材やノウハウは不要で、作成された3Dツアーはサイトにアップする物件紹介に加えられる。そして物件を探している人は、画面を指でコントロールしながら自分の見たい方向や細部をチェックできる。つまり“バーチャル内覧会”が体験できるわけだ。
操作はGoogleのストリートビューとほぼ同じなので、初めて使う人でも簡単に利用できる。
・自分の視点で内見
物件によっては内部を紹介するビデオが付いていたりするが、3Dツアーは視点を閲覧者が自分でコントロールできるのがメリット。部屋の配置や大きさなどもよりリアルに分かりそうだ。3D Home Appの利用は、米国とカナダの物件が対象となっている。両国とも大きな国だけに、気になる物件がすぐに閲覧できるところにあるとは限らず、バーチャル内見は必須のツールだろう。
日本でもこうしたサービスのニーズはありそうだ。
Zillow