サービスを提供する側からすると、いかに同業他社との差異化を図って消費者に訴えるかに生き残りがかかっている。そのソリューションとして、大手ブランドのLimeは、利用する15分前にアプリでスクーターを予約できるサービスを試験展開する。
・15分間取り置き
Limeアプリを立ち上げるとマップに周辺の利用可能スクーターが表示される。その場所まで現在地からどれくらい離れているか、お目当てのスクーターがあと何キロ走行できるかなども表示され、使用したい場合はそのスクーターがあるところまで行く。しかし時として、その場に着いたらすでに別の人に乗り去られた後だった、ということもある。そうしたときに便利なのがベータ版の予約機能だ。使いたいスクーターを選ぶと「Reserve」ボタンが表示されるので、それをタップするだけだ。
タップ後は15分間取り置きされ、その間、他のユーザーのアプリにはそのスクーターは表示されない。また、近くにいる人が利用しようとしてもロック解除ができないようになっている。
・将来は追加料金発生?
このベータ版は当面、ブリスベン(豪州)、テルアビブ(イスラエル)、リヨン(フランス)などいくつかのマーケットでiOSでのみの展開となる。通勤や通学のときに確実にスクーターを利用できるようにしたい、といった場合にこの機能は便利そう。試験期間中、予約機能を使っても利用料はロック解除のときから発生し、これは従来と変わらない。しかし、本格展開することきには追加料金がかかる可能性はあるようだ。
Lime