そうしたビギナーからプロフェッショナルまでのダイバーまでが楽しめるプール「Deepspot」が今年夏、ポーランド・ワルシャワにオープンする。なんと、最深部は45メートルと、世界でもっとも深いプールだ。
・構造に工夫
プールなので海洋生物はもちろんいないが、トンネルや洞穴などが用意され、楽しめる構造になっている。そして水深20メートルまでは比較的大きな空間が広がり、さらに深く潜りたいという人のために井戸のような竪穴がそこから下に伸びる。深度が増すに連れて光が届きにくくなり、底辺はかなり薄暗く、ディープダイビングが経験できる。
ディープダイビングは滞在時間に注意を払う必要があるなどリスクを伴うため、経験を積みたい人にとっていいトレーニング場所になりそうだ。壁には水深を示す数字も記されている。
・観察用トンネルも
また、Deepspotのユニークなポイントは、ダイバーの様子を観察できるトンネルがあること。こちらは水族館のトンネルのように、服を着た通常の人が行き来できる。ダイビングに挑戦したいけれど、まずはどんなものなのかを知りたいという人には良さそう。このプールに使用される水の容積は8000立方メートル。通常の25メートルプール27個分に匹敵するとのことで、いかに巨大かがわかるだろう。
プールが建設されるワルシャワは内陸の街。普段海に縁のない市民にダイビングの楽しさを提供する施設となりそうだ。
Deepspot