地球のことを考えての行動としては、電気を消して過ごすというのが一般的だが、北米で配車サービスを展開するLyftは今年、アース・デイの自転車シェアリングの利用を無料にする。
・マイカー族を引き込む?
Lyftは昨夏に自転車シェアリングのMotivateを買収し、傘下に収めた。Motivateはニューヨーク市やワシントンD.C.、シカゴ、ポートランドなどで事業を展開している。ご存知の通り、自転車は排気ガスを出さないエコな乗り物。近距離を移動するのに手軽で身近な乗り物でもある。その自転車のシェアリングサービスの利用料を無料にすることで、普段マイカーやタクシーを使っている人を自転車に引き込み、二酸化炭素排出(CO2)の抑制に一役買うという狙いだ。
・真にエコな乗り物
Lyftのメーン事業である配車サービスも、相乗りにすることで道路の渋滞緩和とCO2抑制に一定の効果がある、とされている。ただ、現在のところ配車サービスに使われている車はガソリンで走るものがほとんどで、一定量のCO2を排出しているという事実は変わらない。そうした意味で、自転車シェアリングは真にエコな乗り物といえる。
もっとも、現在Lyftが導入を推進している電気自動車(EV)に全面移行すれば話はまた違ってくる。近い将来、アース・デイはEV車両の配車サービスが割引または無料、となるかも?
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