現在、ニューヨークとワシントンD.C.を対象エリアとして展開している。
・書棚のような屋内農場で葉野菜などを水耕栽培
「Farmshelf」は、高さ78インチ(約198センチ)、幅49インチ(約124センチ)、奥行き24インチ(約61センチ)の書棚のような形状で、限られたスペースにも設置できるのが特徴だ。LED照明によって人工的に光を与え、土を使わない水耕栽培の手法により、レタスのほか、ケール、水菜などの葉野菜、バジルやディルといったハーブを1年中栽培できる。
「Farmshelf」では、センサーとソフトウェアにより、温度や湿度、光、pHなどが常時、最適に制御されており、専用スマホアプリを介して、生育状況をリアルタイムにチェックすることも可能。
レタスなどの作物は、2週間から4週間で収穫できるという。
・家庭用屋内農場ソリューションも展開予定
「Farmshelf」は、これまでに、ニューヨーク市マンハッタンのグランド・セントラル駅内のフードホール「Great Northern Food Hall」、ワシントンD.C.のサラダ専門店「Beefsteak」、カリスマシェフのホセ・アンドレ氏が主宰するスペイン料理店「Mercado Little Spain」などに設置されている。近い将来は、B2B型ソリューションにとどまらず、家庭用屋内農場ソリューションも展開していく方針だ。(文 松岡由希子)
Farmshelf