セキュリティや、救難救助活動、建設といった分野での活用を想定している。発売は5月。
・熱の漏れもチェック
サーマルカメラは、暗い状況でも普通のカメラより画像を鮮明に生成できることができ、また熱の分布もとらえられるのが特徴だ。Parrotによると、Anafi ThermalにはFlir社のLeptonセンサーが搭載され、上空からの暗い場所での監視や、行方不明者の捜索などの場で活躍するとのこと。また、建設や建築分野では、熱が漏れている箇所の特定などにも使えるとしている。
・4K HDRカメラ搭載
もちろんAnafi Thermalにはスタンダードのカメラも備わっている。21メガピクセルのセンサーや3倍デジタルズームを備えた4K HDRカメラだ。一方、プロフェッショナルの現場で使うときに気になるのがバッテリーの持ちだが、Anafi Thermalは現行モデルよりも航続時間が若干のびて26分となった。もちろん救助活動などにおいての26分は短い。そこでAnafi Thermalのパッケージにはスペアのバッテリー2つが付いてくる。
プロフェッショナル向けだけあって、価格は大幅にアップしている。Anafiが700ドル(約7万8000円)なのに対し、Anafi Thermalはそれよりも1200ドル高い1900ドル(約21万3000円)となっている。
プロ向けのサーマルカメラ搭載ドローン分野は現在DJIの独断場だが、ここをAnafi Thermalが切り崩すことになるのか、注目が集まる。
Parrot