目玉はなんといっても、高さ40メートルもある人工の滝。ジュエルには飛行機を利用しない人も入ることができ、一大観光スポットにもなりそうだ。
・フライト疲れを癒せる?
施設は13万4000平方メートルもの広さがあり、ドーナツ状のガラス製ルーフを通して自然光が入る設計になっている。店やレストランなどが入居しているのは他空港の施設と変わらないが、森が広がる空港は世界広しといえどそうはない。まさに都市の中のオアシス的な森林の中央にあるのが人工滝だ。高さ40メートル、1分あたり3万8000リットルもの水が流れ、世界最大の人工滝なのだという。
この滝は施設内の冷却にも役立つよう設計されているとのこと。また、森の中にはウォーキング用の小道もあり、長時間フライトで疲れた心身を癒すのに良さそうだ。
・アトラクションも充実
滝と森林の他に、施設内にはポケモンセンターや巨大迷路などのアトラクション、ホテルなどもあり設備がかなり充実している。乗り継ぎ客だけでなく地元市民のレクリエーション施設にもなりそうだ。大掛かりな施設だけに建設費も17億シンガポールドル(約1410億円)と巨額。しかし、空港の利用者増は経済効果が大きいだけに、他のハブ空港との競争に勝つための前向きな投資となる。
今後、海外へ旅行する予定のある人は、あえてシンガポール・チャンギ空港を経由してみてもいいかも?
Changi Airport Jewel