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迷子や認知症患者の居場所が分かる!「GPSSmartSole」は靴の中敷でスマート追跡

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世界アルツハイマーレポート2013によると、現在1億人を超える人々がさまざまな記憶障害のために監視を必要としており、その数は2050年までに2億7700万人に増加すると予想されている。

そのうちの60%は少なくとも一度は迷子になり、70%が3回以上迷子になるという。そして、24時間以内に見つからなかった徘徊の46%が死亡する可能性があるということで、事態は深刻だ。

こういった状況を受けて今回誕生したのが、迷子や認知症患者の居場所を靴の中敷を使って追跡する「GPSSmartSole」だ。

・自閉症や認知症など、迷子になる可能性がある人のために

GPSSmartSoleは、アメリカのGTS Corp社が自閉症や発達障害をもつ若者、アルツハイマー病や認知症を抱える高齢者、迷子になる可能性がある人などを対象に開発した。

使い方は簡単。GPSを埋め込まれた中敷を靴に入れ、コンピュータやタブレット、スマホをオンラインにしてGTXモニタリングポータルでログインすれば、すぐに地図が表示される。

新しいソフトウェアは不要だ。ログイン名とパスワードは共有でき、複数の介護者が同時にログインできる。

地図にはその人の現在地と進行方向などのデーターが5分~10分間隔で更新される。契約プランによっては、メールかテキストメッセージで居場所の履歴地図とともに情報を送ってくれる。

・アメリカ自閉症協会から受賞

GPSSmartSoleは携帯電話の通信可能地域で使用できる。また、靴の中敷に入っているため、持っていくのを忘れることがないので安心だ。

アメリカ自閉症協会などから賞を受けており、現在、カナダとアメリカ、チリと欧州の一部の国で販売されている。デバイスの価格は299ドル(約3万3000円)で月料金は14.95ドル(約1670円)、もしくは24.98ドル(約2800円)となっている。

自分が迷子にならないための、家族の安心のためのデバイスの登場だ。

GPSSmartSole

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