そんなコーヒー豆の寿命を長くするべく、コーヒー豆とプラスチックボトルからつくるパーカー「Evolution Hoodie」が誕生した。
・原料は、使用済みコーヒー豆とリサイクルプラスチックボトル
Evolution Hoodieの原料は、使用済みコーヒー豆とリサイクルプラスチックボトル。製造プロセスは以下の通りだ。まず、地元の店からコーヒーかすを集める。コーヒーかす収集は、ほとんどが従業員が朝仕事に行く途中で行うため、化石燃料で走るトラックは不要だ。
次に、コーヒーかすを乾燥させて油を分離。この油の多くは石鹸や化粧品などにリサイクルされる。そして、乾燥したコーヒーをナノサイズの粒子に粉砕する。
プラスチックボトルにも新しい命が吹き込まれる。プラスチックボトルを細断して乾燥し、溶かして小さな繊維にし、コーヒー豆の粒子と混ぜ合わせるのだ。
コーヒー3杯分のコーヒー豆とプラスチックボトル10本から「Evolution Hoodie」1枚ができる。また、このプロセスでは、太陽光発電や生活雑排水のリサイクルなど持続可能技術が利用されている。
・便利で機能的!商品化ほぼ確実
Evolution Hoodieは便利で機能的。チャック付ポケットが付いており、パスポートや電話、財布など大事なものを安全に保管でき、旅行の際にも安心できる。このチャックにパーカーを詰め込んで、枕として使うこともできる。乾きは速い。匂いを吸収する性質をもつコーヒー豆が織り込まれているため、汗をかいても匂いが外に出ることはない。この機能は洗濯してもずっと続く。
そして、布の小さな孔が紫外線を閉じ込め、肌を紫外線から守る。重量は約370gと軽く、コンパクトだ。
4色、6サイズの豊富な取揃え。値段は今なら62ドル(約7000円)で、キックスターターで4月18日までキャンペーン中。すでに目標額の9倍以上を達成しており、商品化はほぼ確実だ。日本へも10ドル(約1100円)追加で郵送してくれる。
Evolution Hoodieをまとえば、颯爽と外へ飛び出していけそうだ。
Evolution Hoodie/Kickstarter