クラウドファンディング「Kickstarter」に登場した「OE Mars One」は、1件の建物全体で運用するために開発された360度スピーカーである。室内据え置き型製品で、自宅そのものを音楽で包んでしまおうというコンセプトだ。
・部屋毎に設置するスピーカー
まるで花瓶のような形状のOE Mars One。重量は3.6kgで、お世辞にも持ち運びができるサイズとは言えない。近年の360度スピーカーは小型軽量化が進んでいるから、このような設計で大丈夫なのか?心配ない。OE Mars Oneはあくまでも室内で、それも複数台を同時に運用することを想定した製品だからだ。Bluetooth、Wi-Fi、AUX端子、LAN接続に対応したOE Mars Oneは、ひとつのスマホから複数台の製品をコントロールできるという。それぞれが異なる曲を流すことも可能。
最大音量は108dBdで、サウンドはHiFi仕様。アルミニウム合金製で、どのような部屋にも調和するデザインでもある。また、表面は4層のピアノ塗装が施されている。もはやこれは本格的な音響機器と言えるだろう。
・4台出荷枠も用意
そんなOE Mars Oneだが、現在Kickstarterでキャンペーンを展開している。価格は1台499ドル(約5万5500円)とある。しかし先述の通り、OE Mars Oneは複数台の運用で真価を発揮する。4台同時出荷枠は1899ドル(約21万円)で提供されている。配送は7月から開始されるとのことだが、嬉しいことに配送手数料は発生しない。
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