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Tech 車の窓ガラスを割ってTesla車に侵入し逃走した男、防犯モードの映像で捕まる

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車の窓ガラスを割ってTesla車に侵入し逃走した男、防犯モードの映像で捕まる

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高級車は常に盗難のリスクがつきまとう。車ごと盗まれたり、車に押し入って中にあるものを持ち去られたり。そうした犯罪対策として、Teslaは今年2月、異変を察知した場合に搭載するカメラで録画が自動で始まるSentry Modeを導入した。

そしてこのほど、このSentry Modeのおかげで米サンフランシスコであった車強盗の犯人が捕まった。

・一部始終を自動録画

Sentryというのは、「見張り番」などを意味し、文字通りオーナーが離れている間、車の見張りをする。

ABC 7 Newsなどによると、今回被害に遭ったのはJed Franklinさん。4月3日、所有するModel 3のSentry Modeが起動されたとのノーティフィケーションを受け、ただちに車に駆けつけた。

しかしその時はすでに後部座席の窓が割られた状態で、犯人は去った後だった。そこでFranklinさんはSentry Modeで自動録画されるビデオをダウンロードした。

・ビデオを警察に提供

ビデオにはなんと、犯人の顔や犯人が乗っていた車両のプレートがしっかりと映っていて、Franklinさんはこの映像を警察に提供。これを元に警察は迅速に21才の男を第二級不法侵入で逮捕した。

Sentry Modeは今年2月のソフトウェアアップデートでModel 3と、2017年8月以降に製造されたModel S、Model Xに導入された。誰かが車に寄りかかるなど異変を感知すると警戒状態になり、車のスクリーンに「カメラで録画中」と警告を表示する。

さらに侵入を感知するとディスプレイが明るくなり、音楽が大音量で流れる。と同時に異変を知らせるメッセージがオーナーにいくという仕組み。

今回の逮捕劇は、Sentry Modeの性能を示す良い例となったが、侵入そのものは防げなかった。ただ、今後はこうした機能の存在が広く知られるようになれば、侵入や損傷などの犯罪を未然に防ぐのに役立つかもしれない。

Tesla/Twitter

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