・Wi-Fiルーターとしても使用可能
ETモバイルジャパンの子会社、いるかラボが開発したのは日本初となるクラウドSIM技術を搭載したAI翻訳機「AI air(エーアイ・エアー)」。国内はもちろん、世界の約80地域で通信可能なモバイルWi-Fiルーターを兼ねたデバイスだ。特長は2種類のクラウド技術を用いていること。1つは翻訳サービスを提供するためのもので、AI(人工知能)型の翻訳エンジンをクラウドに置いている。もう1つは各国通信キャリアに対応するSIMカード用。滞在国が変わるたびにいちいちSIMカードを交換する必要はなし。機器内蔵のGPSで利用地域を自動認識し、その地域の最適SIMカードを自動選択する仕組みだ。
・シンプルUIで使い勝手抜群
言語は日本語を主体に英語、中国語、韓国語の3か国語に双方向翻訳で対応。今後は順次対応言語数を増やしていく予定だ。日英、日中、日韓などの翻訳モードの選択切り替えも音声でサポート。キー入力などの操作は不要だ。予め翻訳モードを設定し、“翻訳ボタン”を押しながらいずれかの言語を話すことで自動的に言語を識別。2つの言語間で双方向の音声翻訳が簡単に行われる。従来型の翻訳機のように“日本語ボタン”、“英語ボタン”といった複数のボタンを押し分けなくて済むのも大きなポイント。特殊な専門用語なども必要に応じて追加登録できる。
価格はオープン。ちなみに店頭参考価格は6万9800円(税別)だそう。初年度の目標は年間1万台。全国量販店の他、個人ユーザー向けチャネル、代理店ルートによる法人向けチャネルの両面でも販売していく予定だ。
AI air