肉体的に強靭な人ならば苦にならないかもしれないが、そうでない人にとっては辛い作業。そこで、内蔵バッテリーの力でタイヤに空気を入れる「airPump」という製品をご紹介しよう。クラウドファンディング「Kickstarter」で多額の資金を調達しているプロジェクトでもある。
・キッチン用品としても利用可
1100mAh容量のバッテリーを持つairPump。重量は400gと、小型軽量設計が持ち味だ。自転車のチューブに空気を入れる際、このairPumpを使用する。いや、自転車だけに留まらない。四輪車、二輪車、風船、ボールにも転用可能である。自転車と自動車とでは空気入れも別々のものを用意しなければならないはずだが、airPumpはそのような煩わしさを克服している。
そしてairPumpの最大の特徴は、空気を入れるだけではなくそれを吸うこともできるという点。食品を入れる密閉パックの中身を真空化する、という用途にも使えるのだ。
自転車や自動車の空気入れにひとつ、密閉パックの真空にもうひとつという具合に、1世帯で複数台のairPumpを所有することもできる。使い勝手に優れた製品と言えよう。
・世界中から注目
airPumpは現在、Kickstarterで出資を募っているが、世界中からオーダーが相次いでいる状態である。従って、最安の出資枠は既に埋まっている。現在は43ユーロ(約5400円)の枠が公開されている。配送は9月から。
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