だが、イギリスのNebra社が開発した「AnyBeam」は、ついつい製品画像を凝視してしまうほど小さい。これは本当にプロジェクターなのか?
ポケットに入れて、いつでもどこでも大画面で映画を楽しむ。そんな暮らしが、そろそろ現実の光景になりそうだ。
・133gのシネマプロジェクター
AnyBeamの見た目は、まるでモバイルバッテリーのようである。知らない人にこれを見せたら、十中八九そう答えるに違いない。しかしこれはプロジェクターである。最大150インチの画面をスクリーンに投影することが可能で、スマホやタブレットのみならずゲームコンソール、テレビ、デジカメとの連携もできる。映画鑑賞には最適だろう。
機器との接続はHDMI入力端子付きの有線ケーブルで行う。最大サイズである150インチで視聴する場合は暗い部屋での利用を推奨しているが、もちろんそれよりも小さいサイズに設定することも可能。最小サイズは5インチである。
重量は僅か133g。Nebra社はこの製品を「世界最小のポケットシネマプロジェクター」と銘打っている。
・ビジネスでも活用の場が
大人数のプレゼンで使用するとしたら、より光度の強いプロジェクターを使わなければならない。先述の通り、AnyBeamの150インチスクリーンは暗い部屋での利用が適切である。だが、あまり大きなスクリーンを必要としない少人数での会議なら、AnyBeamにも活躍の場はあるのではないか。AnyBeamはクラウドファンディング「Kickstarter」で、219ポンド(約3万1700円)からの出資枠を設けている。
Kickstarter