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立つのも座るのも自分でできる「AbleChair」は車椅子利用者の自立性を向上

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多くの人が使用している車椅子。しかし、車椅子での生活は制限も多く、日常生活の幅が狭まってしまうこともある。

そこで、車椅子利用者の自立性と安全、健康を向上させる車椅子が「AbleChair」誕生した。

・治療機能がない既存の車椅子

いま使われているほとんどの車椅子には治療機能がない。車椅子使用者は、1日平均10~14時間を車椅子に座って同じ姿勢で過ごしているという。

その結果、健康状態が悪化して自立した生活が困難になり、治療費用の増大をもたらすことがある。また、介護者や家族、セラピストへの負担も大きくなる。そして、治療が不十分だったり遅れたりすると、身体機能に永久的な損傷を引き起こす可能性もある。

こういった問題を解決すべく開発されたのが、車椅子利用者の自立性を高めて健康状態をよくする AbleChairだ。

・歩行訓練ができ、これまでできなかった日常作業も可能に

AbleChairは数秒で歩行モードになる。制御された体重負荷で、いつでも家で歩く練習ができ、早期回復につながる。

また、上下にも動くので、これまでの車椅子では不可能だった日常作業ができるようになる。

流し台やカウンターテーブルはもちろん、高い棚にも手が届く。地面までも座席が下がる。これにより、赤ちゃんの世話をしたり、家を掃除したり、ヨガの動作をしたりもできるようになり、生活の幅が広がる。

そしてAbleChairは、制限速度設定、電磁ブレーキ、運転レバーを備えたフル機能の電動車椅子だ。折りたたんで、車の中にも入れられる。

車椅子利用者の活動の幅を広げ、自立と満足度を高めるAbleChairは現在、キックスターターでキャンペーン中ですでに目標額を達成している。価格は今なら8995ドル(約100万円)。配送は残念ながらアメリカ国内のみとなっている。

AbleChair

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