そのTeslaの大型蓄電池Powerpackが大阪駅に整備されたようだ。同社のTwitterによると、42基が設置され、今後非常用のバックアップなどとして活用される。
・42基で7MWh
電力の供給が何らかの事情で止まってしまったときに、電車を最寄りの駅に動かすための非常用電力がPowerpackに蓄えられる。これにより、客を乗せた電車の立ち往生をなくすことができる。42基のPowerpackで供給電力は7メガワットアワーとなり、電車を30分動かすことができるとのこと。
・設置は2日で完了
また、非常時だけでなく、ピーク時の電力需要を減らすのにもこの蓄電池は活躍する。電気代の安い時間帯に充電し、ピーク時にはその電力を使用することで電気代の抑制につながることが見込まれる。Teslaのツイートでは、蓄電池の設置は2日で完了した、としている。
Powerpackは、オーストラリアで大規模導入されたことで有名だ。こちらは風力発電と組み合わせ、再生可能エネルギーを70メガワットアワーで供給している。
大阪駅の設備はオーストラリアの規模には及ばないが、アジアでは最大規模となるという。
今回の整備をきっかけに蓄電池の実用性が認識されれば、電車・駅に限らず工場や病院などでも導入しようという動きが出てくるかもしれない。
Tesla/Twitter