その特徴を最大限に活用したのが、「E-Pad」である。画面に直接書き込むことを前提にしたタブレット、と表現するべきか。様々な形式のファイルに変換できるのも、この製品の魅力である。
・タッチペンで即座に書き込み
E-PadはEインク画面の製品だから、その表示は白黒。従って、通常のタブレットとしての使用を見込む場合はE-Padは不向きだろう。しかし、たとえばニュース記事に自分で書き込みを加える場合は重宝する。10.3インチの画面に、メモ感覚でタッチペンを走らせることができるのだ。もちろん、そのためにわざわざアプリをダウンロードする必要もない。
書いたものは保存する必要がある。PDF、JPEG、PNG等のお馴染みの形式もあるが、CBR、DjVu、BMPといったメジャーとは言い難い形式にも対応している。
Wi-Fi限定の製品というわけではなく、4G回線と接続することもできる。白黒画面であることを差し引けば、通常のネット閲覧も充分にこなせる。Bluetoothキーボードと接続すれば、昔のワープロのような感覚で文章を打ち込むことも可能だ。
・ペンには消しゴム機能も搭載
もし使用者が画家であれば、E-Padに立派な絵を描くこともできる。それを保存し、SNSでシェアするのもいいだろう。ちなみに、E-Padのタッチペンには消しゴムもついている。無論、物体としての消しゴムではない。タッチペンの頭頂部で書き込みを擦れば、その部分が消える仕組みだ。
E-Padは現在、クラウドファンディング「Kickstarter」で399ドル(約4万4000円)からの出資枠を公開している。今年8月から配送を開始する。
Kickstarter