なんとも不思議な乗り物が登場した。子供が三輪車のようにまたがって乗るという、カナダ・モントリオール発の電動スノーモービル「Naseka」だ。

子供向けのスノーモービルそのものも珍しいが、Nasekaは前輪にあたる部分に付けるスキーをタイヤに取り替えてバイクのようにも使える。

・後輪はキャタピラ

子供向けの電動の乗り物と聞いてまず安全性を懸念した人もいるだろう。Nasekaはやや大きめの三輪車のようなデザインで、後輪部分をキャタピラにすることで安定性を確保した。そして最高スピードは時速12キロに制限している。

パワーはというと、800ワットモーターを搭載し、航続距離はおおよそ14キロ。傾斜35度の坂も登れるという。

・LCDディスプレイも

Nasekaのセールスポイントは、スキーで雪上を、タイヤでオフロードを走行できるので一年中活躍すること。写真をみると、道路はもちろん、芝の上や砂利道なども走れ、オフロードバイクとして使えるようだ。

また、子供用といってもハンドルバー付近にはLCDディスプレイが搭載され、そこにバッテリー残量が表示されるなど本格的だ。

開発元によると、7〜12才の子供の使用を想定しているが、重さ80キロまで耐えられるとのことで、“子供の心を持った大人”も乗れるようだ。

NasekaはこのほどクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場したばかりで、デポジット268カナダドル（約2万2000円）で予約できる。デポジットを払った人は最終的に1210米ドル（約13万4000円）で入手できるようになる見込みだ。デポジットは4月24日まで受け付ける。

Naseka/Indiegogo