耳を塞ぐことなくワイヤレスでスマホなどの音楽を楽しめ、内蔵マイクで通話もできるという「Mutrics」だ。
・オープン型、音漏れなし
歩きながら音楽を聴く人は多いだろうが、Mutricsはイヤホンなしに音楽を楽しめる。Bluetooth 5.0でスマホなどのデバイスと連携し、内蔵する小型スピーカーから音楽を流す。サングラス型なので骨伝導かと思いきや、独自開発の近接サラウンドシステムを採用。耳を塞ぐことなく、しかも周囲に音漏れすることなくMutricsユーザー本人だけに音を届けられるのだという。
・音声アシスタントにも対応
またこのサングラスにはマイクも内蔵され、ハンズフリーの通話が可能になる。フレームのサイド部分に付いているボタンを押してコールをとったり、音声アシスタント機能を呼び出したりできる。そのほか、アクティビティを追跡する機能もあるとのことだが、具体的にどのようなデータが収集されるかKickstarterサイトには示されていない。
Mutricsは明らかにBoseが来年リリースを予定している「Frames」を意識したもので、実際、サイトでは「再生時間はFramesが3.5時間なのに対し、Mutricsは6時間」などと比較して自社製品をアピールしている。Framesが199ドル(約2万2000円)する一方で、Mutricsの出資額は69ドル(約7600円)〜とコスパも売りだ。ちなみに、MutricsはReddot 2019 デザイン賞を受賞している。
出資期限は5月20日。順調にいけば今年6月に出荷が始まるとのことで、この夏さっそく使うことができそうだ。
Mutrics/Kickstarter