従来、その多くが使い捨てとなっている浄水用カートリッジと異なり、カートリッジの中身を補充することで、プラスチックごみを排出しないのが特徴だ。
・世界初のリフィル型浄水器用カートリッジ
水道水を安全に飲むことのできる国や地域では、家庭用浄水器が普及しているが、取り替え式カートリッジの多くはプラスチック製で、使用後、そのまま廃棄されているものがほとんどだ。「Phox V2」は、専用のポット型浄水器「Phox V2 Jug」からカートリッジ容器を取り出し、粉末状のカートリッジをこの容器に詰めて、浄水器に戻すというシンプルな仕組み。
5層からなり、水道水の不純物を除去するだけでなく、ユーザーの好みやニーズに応じて、硬度を和らげたり、ミネラルを添加して抗酸化作用を高めるなど、清潔で美味しい水をカスタマイズできるのも利点だ。
「Phox V2」は45日間使用でき、交換用のものはメール便で郵送される流れとなっている。
・2019年夏からの量産に向けてキックスターターで資金調達中
「Phox Water」では、2019年夏からの「Phox V2」の量産に向けて、1万5000ポンド(約217万6500円)を目標に、2019年3月からキックスターター(Kickstarter)で資金調達を実施中。45ポンド(約6530円)以上を出資したサポーターには、報酬として「Phox V2 Jug」1台と3回分の「Phox V2」が提供される予定だ。(文 松岡由希子)
Phox Water