Apple Payに対応する店舗やネットサービスで利用できる。まずは米国で今夏にサービスを開始する見込みだ。
・決済店舗を地図で表示
クレジットカードといっても、他社が展開しているクレジットカードとはやや異なる。iPhone専用のカードで、申し込み、使用限度額や履歴のチェックなどすべての管理をiPhoneのWalletアプリで行う。通常のクレジットカードではたとえば使用履歴ではずらりと表示されるだけだが、Apple Cardでは、過去1週間、1カ月などの単位で簡単に把握できるほか、前週や前月に比べてどうだったのかもわかるので自己管理につなげられる。
もし、何に使ったのか思い出せない支払いがあった場合、その支払いをタップすると、決済店舗がマップに表示される。
・計画的使用をサポート
計画的なカード使用につなげられる機能が用意されているのもポイントだ。カード利用の内容をカテゴリー別に色づけしてグラフで表示するので、1週間を振り返り、月曜日は飲食費にお金を使った、最近エンターテイメント分野で出費がかさんでいる、といった傾向がビジュアルに把握できる。
・年会費ゼロ
さらに消費者にとって嬉しいのが、発行手数料や年会費、海外使用時の手数料などがゼロであること。そして使用額に応じたキャッシュバックもあり、その率は通常の買い物であれば2%、Apple StoreなどAppleでの購入では3%となっている。
また、このクレジットカードには、チタン製の物理カードも用意されている。ただし、こちらでの買い物のキャッシュバックは1%となる。
クレジットカードサービスの提供にあたってはゴールドマン・サックス、マスターカードと提携。まずは今夏に米国で提供が始まる。Apple Payが今年末までに40カ国で提供されるようになる見込みであることを考えれば、Apple Cardのグローバル展開も期待できそうだ。
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