AI通訳機「Pocketalk(ポケトーク)」を2017年から展開しているソースネクスト(本社・東京)はこのほど、出荷台数が30万台を突破したと発表した。
・長文の通訳にも対応
ポケトークは手のひらサイズで、ボタンを押しながら話しかけるだけでその言葉を通訳するというもの。話した言葉が外国語に変換されてスピーカーから流れ、相手に聞かせることで意思を伝えられる。そして相手の話し言葉もポケトークに聞かせて自分の言語に変換できるので、ポケトークを介して会話が成り立つわけだ。翻訳はクラウド上のエンジンを使っていて、同社は「常に最新のエンジンを利用しているため翻訳精度が高い」とうたう。
また、短いフレーズだけでなく、長い説明にも対応するので、プレゼンなどビジネス面でも活躍しそうだ。
・105国・地域で利用できる
ポケトークは74言語に対応し、その中から2言語を選べる。つまり、日本語と外国語という組み合わせに限定せず、フランス語とタイ語といった組み合わせも可能なので、留学生同士が母国語を使って会話する、ということもできる。それから、英語だとアメリカ、イギリス、オーストラリアなどで発音が異なるが、“ローカル言語”にも対応するとのこと。
専用のグルーバルSIMカードを使えば105国・地域で利用でき、ゴールデンウィークなどに海外旅行を計画している人、ビジネスで海外出張が多い人などは持っていると便利そう。また、海外からの客が増えているという店舗でも活用度は高いだろう。
価格はグローバル通信機能なしのタイプが2万4880円(税別)、グローバル通信機能付きは2万9880円(同)となっている。
Pocketalk