そんな家具がいま、販売されている。米スタートアップ「Yardbird」社の海洋プラスチックからつくるエコな屋外家具だ。
・海洋プラスチックを屋外家具に
現在、世界で問題になっている海洋プラスチック。2050年には海に浮かぶプラスチックの方が、魚よりも多くなると予測されている。Yardbird社は環境に優しい家具をつくるべく、この海洋プラスチックの再利用に注目した。
約2年間フィリピンの海岸や水辺でプラスチックを収集し、2017年だけで14トンのプラスチックを回収して家具と包装材をつくった。2018年は45トンの回収と再利用を見込んでいる。
・輸送や梱包もエコに
商品輸送の環境への影響についても考慮した。NPO団体のCarbonfund.orgと提携を結び、カーボンフットプリントのオフセットを目指している。家具梱包もエコだ。家具梱包を業界平均より30%削減し、梱包材料の50%はリサイクル品を使用している。
そして、この地球に優しい家具が将来不要になったときは、もちろん100%リサイクルできる。
Yardbird社の家具はエレガントだ。取揃えはソファーセット、テーブルセット、クッションなどと幅広い。ソファーに寝転んで目を閉じれば、さざ波が聞こえてきそうだ。
Yardbird