そうしたプロセスをスキップできないかと開発されたのが、リストバンド「Haloband」だ。専用アプリをダウンロードしたスマホとNFC(近距離無線通信)で連携し、スマホでバンドをタップするだけでダイレクトに目的の機能を起動させることができる。
Halobandそのものはシリコン製で、内部にNFCのチップ3つが組み込まれている。そのうちの2つのチップを操作に使う。例えば、チップAを1回タップすると撮影モードに、チップBを2回タップするとソーシャルネットワークにチェックイン、チップAを1回、チップBを1回タップすると緊急アラートを発信する、などといろんなコマンドの設定が可能だ。
面倒がらずにその都度自分の手で操作すればいい、と思う人もいるだろう。しかし、スマホユーザーの中には手先が器用でない人、いちいち操作するのが煩わしいと感じている人、加齢や障害で手先が敏捷に動かない人などいろいろいる。そうした人が容易にスマホを操作できるようにするというのがこのリストバンドの目的だ。
中国・上海拠点のスタートアップが開発を手掛けた。現在、資金調達サイト「Kickstarter」でキャンペーンを展開していて、すでに目標額の3倍超の3万3000ドル超を集めている。最もおトクなタイプはすでに“完売”。現在は25ドル出せば入手でき、2月にも発送が始まる見込みだ。最終的な小売価格は35ドルを予定しているという。
Haloband