・米国の主要空港から市街地までの移動をスムーズにナビゲーション
「TransitScreen」は、電車やバス、タクシー、オンデマンド型配車サービスなど、様々な交通手段を網羅し、リアルタイムベースの交通情報を集約してデジタルディスプレイに表示させる技術に強みを持つスタートアップ企業だ。2018年11月には、この技術をスマホアプリに実装した「CityMotion」をリリースしている。
新機能「Hubs」は、アトランタ国際空港やジョン・F・ケネディ国際空港、ロサンゼルス国際空港など、米国の主要空港22カ所を対象に、コンコースやターミナルに応じて、バス、電車、タクシー、オンライン配車サービスなどをスムーズに利用できるようナビゲーションするというもの。
電車やバスの運行状況をリアルタイムで閲覧できるほか、現在地から駅やバス乗り場へのルートを案内させたり、UberやLyftといったオンライン配車サービスの利用可否や乗車場所などを調べることができる。
また、公共交通機関の公式アプリやオンライン配車サービスのアプリとも連携しており、「CityMotion」からシームレスに配車予約したり、乗車券をオンラインで購入することも可能だ。
・米国のすべての主要空港と主要駅に展開する方針
とりわけ規模の大きな空港は複雑で、土地勘のない旅行者にとっては市街地までの移動がストレスになりがちだ。「TransitScreen」では、今後、米国内のすべての主要空港と主要駅を対象に、「Hubs」の機能を実装していく方針だという。(文 松岡由希子)
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