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イケアが余剰食料販売アプリ「Too Good To Go」で売れ残りメニューを割引販売

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大手家具量販店イケア(IKEA)は、2019年3月、余剰食料に特化したオンラインマーケットプレイス「Too Good To Go」と提携し、ベルギー国内全8店舗の併設レストランを対象に、売れ残ったフードメニューを割引販売する取り組みを開始した。

・売れ残ったイケアレストランのフードメニューを割引販売

イケアのレストランで売れ残ったフードメニューが「Too Good To Go」に投稿されると、消費者は「Too Good To Go」のスマホアプリから欲しいものを注文して、閉店時間にイケアの店舗でこれを受け取る流れ。

前菜やメイン、デザートなど、フードメニューの価格は、いずれも2.99ユーロ(約377円)だ。

イケアでは、2019年2月から「IKEAリエージュ」と「IKEAハッセルト」の2店舗でこの取り組みを試験的に実施。

割引販売したフードメニューは、ほぼ毎日完売し、消費者の関心の高さがうかがえたことから、対象エリアをベルギーの全店舗に拡大させることに決めたという。

・食料廃棄量50%減を目標にスタートアップ企業とも積極的に提携

世界400店舗以上でレストランを併設するイケアは、2020年度末までに食料廃棄量を50%削減することを目標に、グローバル規模で食料廃棄量の軽減に取り組んできた。

B2B型食料廃棄モニタリングソリューション「Winnow Solutions」を世界145店舗以上に導入するなど、食料廃棄の削減につながるプロダクトやサービスを開発するスタートアップ企業とも積極的に提携しているのが特徴だ。

ベルギーにおける「Too Good To Go」との提携は、「食料廃棄量50%減」という目標達成に向けたイケアの新たな試みとして注目されている。(文 松岡由希子)

IKEA BELGIUM

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