そのサービスをいよいよ欧州でも展開する。数週間以内にまずはオランダで開始させる。
・条件合う案件をタップするだけ
ドライバーが単発の輸送業務を受けるかどうかというのは条件次第。走行距離や料金などについての交渉が伴うが、それらをアプリに集約したのがUber Freightだ。登録したドライバーがアプリを立ち上げると、そこには業務の案件がずらりと並ぶ。日時や運送区間、距離、そして報酬などの情報が記されていて、条件が合いそうな案件をタップするとさらに必須要件などが記されている。
たとえば依頼主から「荷物を固定するロードバーを搭載しているトラックのみ」などの条件が付いていたりする。そうしたものを確認した上で、タップすれば引き受け完了となる。
・交渉の手間なし
このサービスは、依頼主、トラックドライバー双方に交渉にかかる時間と手間を省くことができるというメリットがある。さらに、ドライバーにとっては業務を終えるとすぐに支払いを受けられるというのも大きい。Uberによると、欧州のトラック輸送マーケットは4000億ドル(約44兆円)規模と米国、中国に続いて大きく、オランダで開始後はその他のEU国にも拡大させる計画。
欧州は全体的にドライバー不足で、Uberは「このサービスで効率化も図れる」ともアピールする。Uberの配車サービスが交通に革新をもたらしたように、Uber Freightもトラックロジスティックを大きく変えることになるかもしれない。
Uber Newsroom