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Start Up 米ネット専業スーパーがラストワンマイルを効率化する新たな配送プログラムを開始

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米ネット専業スーパーがラストワンマイルを効率化する新たな配送プログラムを開始

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米サンフランシスコ・ベイエリアで2016年に創設されたネット専業スーパーFarmstead(ファームステッド)は、2019年3月、配送ルートを効率化して宅配コストや環境負荷の軽減につなげる新たな配送プログラム「Sustainable Routes」を開始した。

・近隣ユーザーをグループにして配送し、ラストワンマイルを効率化

Farmsteadは、野菜や果物、牛乳など、品質の高い新鮮な旬の食材を農家から直接調達し、オンラインプラットフォームを通じて手ごろな価格で消費者に販売するネット専業スーパーだ。

消費者はオンラインで商品を注文し、自宅などの指定場所に配送してもらう流れとなっている。

「Sustainable Routes」は、近隣に居住する複数の消費者がグループを形成し、毎週同日同時間帯に「Farmstead」の商品を配送させる代わりに、送料が無料となり、割引サービスなどの特典が得られるというもの。

配送効率を高め、環境負荷の軽減につなげるのが狙いで、Farmsteadの試算によると、配送ルートあたりに要する配送車を9台から10台削減できるという。

・米国でネットスーパーの普及が急速にすすむ

米国では、ネットスーパーの普及が急速にすすんでおり、専門市場調査会社「Packaged Facts」によると、その市場規模は、2013年から2018年までに3倍、2018年から2023年までにさらに4倍拡大するとみられている。

「Sustainable Routes」は、とりわけネットスーパーにとって課題となる配送センターから配送先までのラストワンマイルを効率化し、コスト削減や環境負荷の軽減につなげる先進的な試みといえるだろう。(文 松岡由希子)

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