そこで米国のスタートアップが開発したのが、ボディがカーボンファイバー製のウクレレとギター。車に踏まれても壊れず、持ち運びも簡単。そして音が湿度などの影響を受けないというメリットがある。
・ウクレレはわずか620グラム
ウクレレもギターも基本的にボディは木材でできている。KLOSはこれをカーボンファイバーに置き換えた。カーボンファイバーといえば航空機にも使われるほどタフな素材で、このウクレレとギターは“一生使える”と開発元はアピールする。しかもカーボンファイバーは軽いのも売りで、ウクレレの重さはわずか620グラムだ。また、ギターはフルサイズながら、ネック部分を取り外せるようになっていて、旅行時にコンパクトにして持ち運ぶことができる。
・湿度に左右されない
ウクレレもギターもポピュラーな楽器だけにあらゆるシーンで使用されるが、環境によって音色が変わるという悩みを伴う。これは木が湿度に反応するためだが、カーボンファイバーだと左右されない。音そのものも美しいと開発元はアピールする。ウクレレもギターもハンドメイドで、左利き用も製造するとのこと。また、色は青や緑、紫など6色が用意されている。
KLOSは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中。今なら出資額はウクレレが449ドル(約5万円)〜、ギターが819ドル(約9万1000円)〜となっている。エレクトリックバージョンもある。
出資期限は4月12日。すでに目標額は達成し、今年8月にも発送が始まる予定だ。
KLOS/Kickstarter