そこで写真共有SNSのInstagramは、アプリを離れることなく、そのまま写真をタップして購入できる機能のベータ版を米国で始めた。
・まずは20ブランド
まずはadidas、Nike、Zara、ユニクロ、H&Mといったアパレル大手が対象となる。立ち上げ時は20ブランド、そして数カ月以内にさらに追加する予定だ。使い方はというと、各ブランドがInstagramに投稿した商品の写真をタップするとその商品の詳細を説明するプロダクトページにいく。そこにある「チェックアウト(精算)」のボタンをタップすると購入手続きが進められる。
・2回目以降はスムーズに
初めてこの精算サービスを利用するときは名前や配達住所、電子メールアドレスなどを入力する必要があるが、そのデータは保存されるので2回目以降の手続きはスムースになる。また、支払いはクレジットカードかPayPalで行う。購入手続きをすませると、購入確認や商品発送などの通知が随時送られてくる。
Instagramによると、毎月1億3000万人が投稿のあったプロダクトのタグをタップしているとのことで、購入・精算ができる今回の機能は待ち望まれていたものといえそう。
Instagramにとっても、ブランドから手数料を得ることができ、その一方でユーザーのアプリ滞在時間を長くすることにもなるというダブルメリットを享受できそうだ。