・フード系スタートアップのための共働型オフィスが誕生
「WeWork Food Labs」は、食品製造、飲食サービス、物流ソリューション開発など、食の分野で様々なイノベーションに取り組むスタートアップ企業を対象とする共働型オフィススペースだ。執務デスクや会議室に加え、キッチンや菜園スペース、飲食スペース、物販スペースなどを備えるほか、ワークショップやコンペティションも定期的に開催。
食にまつわる商品やサービスの研究開発に集中できる環境を整えるとともに、起業に必要な知識を学んだり、起業家が切磋琢磨し合える機会も設けられているのが特徴だ。
・WeWorkが食にまつわるイノベーションの一翼を担う!?
専門メディア「Food+Tech Connect」によると、米国ではフード系スタートアップ企業への投資規模が拡大しており、2017年はその総額が前年比87.8%増の10億8000万ドル(約1202億円)に達した。WeWorkでは、フード系スタートアップ企業の新商品を厳選してWeWorkの会員に限定販売する店舗「WeMRKT」を運営するなど、これまでもフード系スタートアップ企業を間接的にサポートしてきた。
「WeWork Food Labs」は、これまでのWeWorkの取り組みをふまえ、食にまつわるイノベーションプラットフォームとして進化しようとしている点が興味深い。(文 松岡由希子)
WeWork Food Labs