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Airbusのドローン、沖合停泊中の船舶へ埠頭から荷物を配達

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Airbus は空飛ぶタクシーとは別に、荷物配達用の自動飛行ドローン「Skyways」の開発を進めているが、このほどSkywaysを使って埠頭から沖合の船舶に荷物を届けるという世界初の試みを実施した。

同社によると、ドローンを活用することで混雑しがちな港の効率利用と、環境負荷の軽減につながるという。

・所要時間わずか10分

この実験は、シンガポールでロジスティック企業Wilhelmsenシップスサービスと、シンガポール海事港湾庁の協力のもと行われた。

Skywaysは重さ1.5キロの荷物を抱えて埠頭を出発し、岸から1.5キロ沖合のところに停泊していた船舶のデッキに荷物を無事に配達し、所用時間はわずか10分ほどだった。

この手のドローン配達は世界初としている。

・3キロ内の船舶に配達

Airbusによると、Skywaysには最大4キロの荷物を積載できる。自律飛行コントロールソフトウェアを使って専用のルートを飛び、埠頭から3キロ内にいる船舶に届けることが可能とのこと。

船舶が大型になればなるほど接岸するのは時間や労力を伴い、医薬品など緊急のものを要する場合は小型ボートを活用することもある。

それに取って代わるのがドローンだ。配達にかかる時間の短縮、費用や排ガスの抑制、そして混雑する港では衝突などアクシデント回避にも貢献する。

AirbusはSkywaysのパイロット事業をさらに展開した上で、近く正式にサービスを開始する予定だ。

Airbus

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