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傘のシェアリングサービス「アイカサ」、企業オフィスに無料導入を開始

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季節の変わり目のこの時期、不意の雨に降られて、仕方なくコンビニでビニール傘を買った……なんていうケースも珍しくないかもしれない。普段から折りたたみ傘を持ち歩いたり、雨予報に注意して傘を持ち歩いたりすればよいのだが、それもなかなか面倒だったりする。

・傘のシェアリングサービス「アイカサ」、渋谷周辺のオフィスで無料提供を開始

傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Group( 以下アイカサ)は、活動の本拠地となる渋谷を、本格的に”ビニール傘を買う必要のない街”にすべく、渋谷周辺のオフィスにアイカサの無料導入を開始した。

「アイカサ」は、2018年12月にサービスを開始した、日本初の傘のシェアリングサービス。突発的な雨にもビニール傘をわざわざ購入せずに、アイカサを借りて利用し、雨が上がった際には最寄りの傘スポットに傘を返却することができるというユニークなサービス。いわば、“レンタル自転車”ならぬ”レンタル傘”サービスだ。

・専用アプリのDL不要、利用方法もとてもシンプル

利用料は1日わずか70円、最大420円で1ヶ月使い放題という料金体制だ。専用アプリのダウンロード不要、LINE内ですぐ利用できる。LINEからミニアプリを起動し「ピっ」っとQR読み込むだけで使える。しかも登録初月は3日分無料のオマケ付き。

利用方法もとても簡単。

1.傘シェアスポットの場所と本数をチェック
2.傘のQRを読み取り、利用スタート
3.好きなだけ利用
4.返却用QRを読み取り、傘を畳んで「アイカサ」の傘スポットに返却

・3ヶ月でユーザー数5000人、設置スポット数は約100まで増加

これまでアイカサでは、街中の飲食店やカラオケ、普段の生活の中で立ち寄るようなサービスを提供している企業、および店舗を中心に導入が進んでいた。登録ユーザー数もサービスリリースから3ヶ月で5000人を超え、アイカサ設置スポットも100に迫る勢いで増加している。

そんな中、アイカサに関心を抱いている企業などから、『私の会社にも置いて欲しい』『置き傘がゴミになるし、来客用にもオフィス入り口に設置したい』という声が寄せられるようになった。そこでアイカサでは、数社限定でのテスト導入を経たのち、このたび正式にオフィスへの無料導入を開始するに至ったという。

企業側の導入のメリットとしては、導入する際に月額費用や初期費用などは発生せず、オフィス入り口などの40cm×40cmほどの設置スペースのみ提供するだけで、アイカサを導入できる。企業で働く全ての従業員が気軽に、出勤時や帰宅時の雨の際に、アイカサを利用できるようになる。オフィス設置の場合、一般のユーザーが閲覧するアイカサスポットのマップでは表示が制限されるため、来客としてオフィスを訪れた人、従業員しか原則利用ができないような設定も可能だ。

・ビニール傘のゴミを減らすことにつながる

日本はビニール傘の消費量世界No.1で、これまで年間8000万本を超えるビニール傘のゴミが発生していた。この処理をしていたのが、経済成長を続けていた中国だった。しかし、2017年末に中国が一部の資源ゴミ輸入を禁止。昨年2018年から日本の廃ビニール傘や、廃プラスチックに対する問題が顕在化してきている。アイカサではこれらの問題解決に向けて、環境に優しいエコな取り組みの一助となればと考えているという。

まだ利用エリアが渋谷に限定されているようなので、渋谷によく行く人なら便利に活用できそうだ。今後のエリアの拡大に期待したい。

「アイカサ」公式サイト
「アイカサ」LINEアプリ
いよいよ渋谷区、アイカサの街に!傘のシェアリングサービス「アイカサ」、渋谷の企業オフィスに無料導入を開始! PR TIMESリリース

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