ショッピングモールやオフィス、病院、空港など、3フィート(約91センチ)四方のスペースさえあればどこにでも設置でき、24時間いつでも、ユーザーの嗜好やニーズに合ったサラダメニューを提供できる。
・自分好みのサラダが60秒で完成するサラダ製造ロボット
「Sally」は、レタスやキュウリ、ケールなど、22種類の新鮮な旬の野菜を最大100食分ストック。タッチパネルでシーザーサラダやグリークサラダなど8種類からメニューを選択し、野菜やドレッシング、トッピングを1000通り以上の組み合わせから自由にカスタマイズしていくと、60秒以内に自分好みのサラダが完成する。
・サラダの受注から製造、販売までを自動化
米国では、サラダやグラノーラなどを扱う自動販売機「Farmer's Fridge」、ヘルシーなスナックやドリンクを提供するオフィス向けの冷蔵庫型自動販売機「Byte Foods」など、ヘルシーフードに特化した無人販売サービスが広がっている。「Sally」は、販売プロセスの無人化だけでなく、製造プロセスの自動化をも実現している点が特徴だ。
「Chowbotics」では、「Sally」を北米で展開するのに加え、2019年1月には、フランスの野菜加工メーカー「Bonduelle」との提携を発表。
「Bonduelle」と共同で「Sally」をベースとする欧州仕様のサラダ製造ロボット「Cabaletta」を開発し、欧州でも事業を展開していく計画だ。(文 松岡由希子)
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