それを防ぐために「ハードウォレット」というものが開発されている。これはオンライン接続機能のない仮想通貨管理デバイスであるが、2017年に「Ledger Nano S」という製品が日本上陸を果たし、話題になった。
そして今年、Nano Sの後継機種となる「Ledger Nano X」が発表された。従来の安全性を維持したまま、より便利な機能を備えた新製品である。
・Bluetooth機能が追加
まずはNano Xのデザインを見ていこう。前作のNano Sと大きく変わったのは、液晶画面とボディーが一体化した点だ。よりすっきりした外見になっているが、半回転収納設計は変わらない。また、前作と同様USBポート(USB-C)を備えている。これを使ってPCに接続する仕組みである。
だがNano Xの場合は、これにBluetoothコネクトが追加されている。これにより、スマートフォン等のモバイル機器ともNano Xに接続できるようになった。一方で、Wi-Fi接続機能はない。先述の通り、この製品はネット接続をしないことが最大の特徴である。
・1000以上の銘柄に対応
Nano Xが対応している仮想通貨の銘柄は、2019年3月14日の時点では全1184種。Nano X1台で最大100種の銘柄を保存管理できる。現在はLedgerの公式サイトでプレオーダーを受け付けていて、価格は1台1万5800円。国際配送の手数料は免除されるという。
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