・新サービスは「Apple News Magazines」か
ちなみに新サービスは「Apple News Magazines」という名前で、昨年買収した雑誌購読サービス「Texture」のシステムを基盤にしたものになるのではといわれている。開発者のSteve Troughton-Smith氏が、「macOS 10.14.4.」について解析して明らかになった内容をリークしている。リーク内容によると、「Apple News Magazines」は月額定期料金制で、ユーザーは豊富なラインナップから電子雑誌を選んで読むことが可能。
“My Magazines”というリストから選んだり、“よく読まれている雑誌”から選んだりできる。最新号が発売されると、複数のタイトルをまとめて、あるいは特定のひとつの雑誌の発売に合わせて、ユーザーにプッシュ通知を送信してお知らせしてくれるという。
・月額料金は約10ドル
月額料金は10ドル程度になると見られ、およそ半分がAppleの取り分となり、残り半分が各出版社の取り分としてシェアされる。ユーザーの閲覧時間に応じて、出版社の取り分が変動する仕組みとなる見込みだ。参加雑誌のタイトルもいくつかリークされていて、“National Geographic”“Bon Appetit”“Fast Company”などの名前が挙がっているようだ。先月発表されたあるレポートによると、“Wall Street Journal”“New York Times”“Washington Post”といった主要な新聞は参加しないとのこと。「Apple News Magazines」では雑誌のみの取り扱いとなるのか、新聞も含まれるのか、詳細は明らかにされていない。
・Apple OS以外でのサービス利用は?
「Texture」では、これまでiOSデバイス、Androidデバイス、Amazon Fire HDタブレットなどで、“Condé Nast”“Hearst”“Meredith”など200以上の雑誌を取り扱ってきた。今後はAppleの新しいアプリとして、iPadやiPhone、iPod touchやMacといった、iOSやmacOSデバイスで展開するサービスとなるのか、あるいは他のOSデバイスでも利用できるのかも未だ詳細は不明だ。3月25日のイベントを待ちたい。Steve Troughton-Smith Twitter
VentureBeat