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JAXAとトヨタが国際宇宙探査でタグ! まずは月面有人探査車を開発

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車は、国際宇宙探査での協業の可能性を検討すると発表した。まずは燃料電池車の技術を活用した月面有人探査車「有人与圧ローバ」を開発する。

この探査車は月面で1万キロメートル以上の走行を可能にするというもので、月面での有人探査活動に大きく貢献するものとなる。

・タフな環境に耐える

本格的な月面探査には活動のための“足”が必要で、その役割を有人与圧ローバが担う。もちろん、月は温度差が激しかったりクレーターがあったりと地球とは状況が大きく異なり、そうした過酷な状況に耐えうるものでなければならない。

その耐久性、そして長距離を走る走破性などの面で、トヨタがこれまでに培った技術や経験が生かされる。

・2029年にも打ち上げ

発表によると、有人与圧ローバのコンセプトは、大きさは6×5.2×3.8メートル(マイクロバス2台分)。居住空間は13立法メートルと4畳半の部屋ほどで、ここに2人(緊急時は4人)が滞在可能とのこと。

宇宙服による乗降が可能で、飛行士による操作、遠隔操作、自律運転で月・惑星表面上を移動できるという。

有人月面探査は2030年代に行われることが想定され、JAXAとしては現段階ではその前年の有人与圧ローバ打ち上げを目指す考え。

長期的には、人はやがて大気圏を超えて月や火星に移り住む、というのが世界の共通認識となりつつあり、各国が研究開発を進めている。月の探査はその足がかりとなり、有人与圧ローバが実際に稼働するとなれば国際宇宙探査に大きく貢献することになりそうだ。

JAXA

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