食事の画像をスマートフォンで撮影するだけで、その内容を認識し、カロリーや栄養成分を自動的に算出するのが特徴だ。
・スマホで撮影した画像から食事の内容を特定し、カロリーなどを算出
「Bitesnap」は、ディープラーニング(深層学習)により、1300種以上の飲食のカテゴリから対象物を特定。また、機械学習(ML)によってユーザーごとの食習慣を学んでいき、過去の画像を参照して対象物の内容を類推したり、食事の時間や組み合わせから、ユーザーがどのような食事を摂ったかを推測できるようになる。
ユーザーの食事が特定されると、タンパク質や脂質、炭水化物、ビタミンなど、摂取した栄養成分を算出する仕組み。
このほか、一日の摂取カロリーとその内訳を一覧化するなど、ユーザーの食生活全体をわかりやすく可視化し、具体的な改善につなげられるような機能も備わっている。
・AIを活用した食生活の可視化ツール
健康的な食生活の習慣化や減量には、食事の記録が不可欠と考えられているが、毎食ごとにメモに記録したり、従来のスマホアプリにマニュアルでデータを入力するのは手間がかかる。「Bitesnap」は、人工知能(AI)を採用することでこのプロセスを簡素化し、ユーザーが無理なく継続できる仕組みを整えている点が優れているといえるだろう。
「Bitesnap」は、iOS対応アプリとAndroidアプリでリリースされており、いずれも無料でダウンロード可能だ。(文 松岡由希子)
Bitesnap