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Start Up 米デンバー市がスマホアプリ「Voatz」による投票を市議会選挙で試験的に導入

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米デンバー市がスマホアプリ「Voatz」による投票を市議会選挙で試験的に導入

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米デンバー市は、2019年5月7日に実施する市議会選挙において、スマホアプリ「Voatz」による投票を試験的に導入することを明らかにした。

有権者のうち、米国外に居住する米国民、米国外に駐留する軍人とその家族を対象とするもので、希望者は、世界中どこからでもスマートフォンで投票できるようになる。

・スマートフォンでいつでもどこからでも投票

米国外で生活する有権者が「Voatz」で投票するには、選挙事務所に不在者投票を申し込んだうえで、スマートフォンに「Voatz」をインストールし、顔写真付き身分証明書の画像とともに10秒のセルフィー動画をアップロードして本人確認を行うことが必要。

身分証明書の顔写真とセルフィー動画で撮影された顔を符合させ、有権者の登録データと照合し、「Voatz」の生体認証機能で有権者とスマートフォンとを紐づけて認証が完了すると、投票用紙が送信され、「Voatz」上で投票できる仕組みだ。

・2018年にはウェストバージニア州でも試験的に導入済

ブロックチェーンを活用した投票アプリ「Voatz」は、郵送、ファックス、電子メールといった在外選挙での既存の投票方法に比べて、安全で便利なのが利点だ。

2018年秋の総選挙でもウェストバージニア州の24の郡部で試験的に導入されるなど、これまでに30以上の実証実験が行われている。

安全性や透明性、信頼性を担保したうえで、有権者の多様なニーズに応え、「Voatz」のような利便性の高い手段を提供することは、より多くの有権者に投票を促し、ひいては民主主義の強化にも寄与しそうだ。(文 松岡由希子)

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