折り畳んだ状態でも足の出っ張りが邪魔で、どこにも収納できないということも起こり得る。それは三脚のサイズの大小というよりも、デザインの問題だ。
だが、「Inuk」に関してはそのような問題は起こらないだろう。スマートフォンやデジタルカメラを設置できる三脚でありながら、完全に脚を折り畳むことができる製品として大いに注目されている。
・折り畳めばスマホと同じサイズに
Inukは全高17cmのミニ三脚である。重量は160g。最大積載量は1.5kgとしている。これにスマホやタブレット、デジタルカメラを搭載するわけだが、Inukの最大の特徴は折り畳み時の形状。一般的なスマホとほぼ同じ形状とサイズにまで小さくなってしまう。脚の出っ張りなどはなくなり、机の引き出しやバッグの中にそのまま収納できる形状に変化する。
また、Inukは足の部分に吸盤を設置することができる。これを活かせば、車内で使用するマウントホルダー代わりとしての用途も見出せる。下に固定するだけでなく、上面に設置するのもいいだろう。
さらにInukには3本の足だけでなく、2本の腕もついている。これは撮影時に使う外部マイクやストロボを設置するためのもの。本格的な撮影にも対応する。
・様々な使い方
PR動画ではInukを自転車のハンドルに取り付けているシーンもある。利用者の工夫次第で、様々な使い方ができそうだ。Inukは現在、クラウドファンディング「Kickstarter」で出資を募っている。価格は39ユーロ(約4800円)から。今年7月の出荷を予定している。
Kickstarter